求人広告を出しても「応募がない」「面接できない」「採用できない」理由は、以下の3つに集約されます。
■採用できない3つの原因
1.掲載している求人広告が悪い
2.募集条件・内容が悪い
3.会社のホームページが整備されていない
この3つが原因で応募が集まらないのです。逆に言えば、この3つを正しく改善すれば、採用できる会社に変わります。
はじめまして。
採用支援会社を経営しております矢島と申します。
求人広告会社に19年間勤務し、現在は「行列のできる採用相談所」というYouTubeチャンネルで採用アドバイスも行っています。
実際、この3つを改善するだけで、多くの企業が「欲しい人材の応募・採用」に成功しています。
▼事例①
長年付き合いのあった求人広告会社をやめ、別の求人サイトに変更し運用を見直した結果、応募数が50倍になった企業。
▼事例②
何度求人広告を出しても1年間採用できなかった企業が、ホームページを新設し、募集条件・広告内容を見直したことで、3ヶ月で3名採用できた企業。
どちらも私が実際に支援している企業の事例です。中小企業の採用状況は年々厳しくなっています。「今回は期待できる」と思って求人広告を出したものの、応募すらなく、落胆した経験がある方も多いのではないでしょうか。
それでも「次こそは」と求人広告を出し続けたが、採用には結びつかず、採用できてもすぐに辞めてしまう…。
この繰り返しで、最終的に「あきらめてしまった社長さん」を何人も見てきました。しかし、諦める前にやれることは本当にたくさんあります。「知らないだけ」でチャンスを逃しているのです。
なぜ採用できないのか?
どうすれば採用できる会社になるのか?
この2つを正しく理解することが、最初の一歩です。
この記事の内容は動画でも解説しています。
目次
まずは、今まで掲載した求人広告を見直してください。たったこれだけの見直しで、応募が劇的に増えることもあります。
「昔からの付き合いだから」「営業担当が良い人だから」といった理由で、求人広告会社を変えない企業もありますが、それでは本当にもったいないのです。
私は広告代理店ではありません。広告マージンも一切いただいていません。だからこそ、「売りたい広告」ではなく、「お客様の成果が出る広告」をご提案できます。
少し厳しいことを言いますが、求人広告会社の営業担当は「広告を売るプロ」であって「採用のプロ」ではありません。
彼らの仕事は、自社が扱っている広告を売ることです。お客様に最適な提案をしたくても、できない事情があります。これは私が元・求人広告会社の営業だったからこそ断言できます。(笑)
ここでは詳しく書きませんが、実は「掲載すべき広告」と「載せる必要のない広告」が存在します。この見極めができるかどうかで、採用の結果は大きく変わります。
私が中小企業の採用支援で最も活用しているのは「Indeed PLUS」です。
これまで様々な求人広告を使ってきましたが、使い勝手が良く、応募が集まりやすいと感じています。(もちろん、職種や募集内容によっては他の求人サイトを使う場合もあります)
もし「Indeed PLUS」をまだ活用していないなら、ぜひ一度試してみてください。
また、すでに掲載したけれど効果が出なかった方は、次の「募集内容の見直し」をご覧ください。掲載するだけでは結果は出ません。募集内容の見直しも重要です。
Indeed PLUSの特徴は、有料掲載する金額を自由に設定できる点です。
他の求人サイトでは固定プランやパッケージが多く、「どれが良いのか分からない」という声もよく聞きます。
ここではIndeed PLUSを例にお話ししますが、私が基準としている目安は、1職種あたり月3万円〜10万円です。
もちろん、場合によっては20万円、30万円を投資することもありますが、それは「良い人材を確実に採用するため」の金額であって、「応募が少ないから出す追加費用」ではありません。
正直に申し上げますと、Indeed PLUSに10万円かけても応募がない場合、20万円・30万円に増額しても、それに見合った応募は期待できません。
また、他の求人広告に掲載しても、最終的な効果は大きく変わらないケースがほとんどです。それどころか獲得応募数は激減する場合もあります。
求人広告を選ぶ際は、まずこの金額感(3万円〜10万円)でテスト掲載し、反応を見ながら判断することをおすすめします。
掲載する求人広告を見直したら、次は広告を出す前に「募集内容」そのものを見直すことが重要です。
求人広告はあくまで「募集情報を多くの人に届けるツール」に過ぎません。
その肝心の募集内容が魅力に欠けていれば、広告費をいくらかけても応募は集まりませんし、今の求職者には“見てもらうことすら難しい”のが現実です。
少なくとも近隣エリアの同業他社の給与、勤務時間、残業、休日など基本情報を比較してください。
これもIndeedを見れば比較しやすいです。
その上で差があるようなら基本条件を見直す必要があります。ただ注意すべきは給与を上げたからと言って応募が増えるとは限りません。
例えば、以下の2つの工場の募集があったとします。
〇月給18万円/土日祝日休みの完全週休2日制
〇月給22万円/隔週土曜休みの週休2日制
22万円の方が応募が多いかというと、そうではなく18万円でも完全週休2日制の方が良いと思う求職者に届くと応募は増えます。
共働きの女性などは「パートより正社員で働きたいが夫の収入もあるので給与より休みを重視したい」というニーズがあります。
このように求職者のニーズを分析するのも大切ですが、難しいと思いますので、まずは比較をして基本条件を見直してください。
基本条件を確認した後は、仕事内容やPRポイントなど「募集内容そのもの」を見直してください。
ポイントは「求職者の立場で考える」ことです。
具体的には以下の点を確認します。
• 仕事内容はわかりやすく、誤解を生むような表現はないだろか?
• 自社の魅力や強みがしっかり伝わっているか?
• 応募者が不安に感じる点(職場環境・人間関係・待遇など)への配慮ができているか?
このあたりを押さえて原稿を作成すれば、求人広告の反応は大きく変わります。
もし自分で考えるのが難しい場合は、求人広告会社の担当者に「このポイントを意識して原稿を作ってほしい」と指示するのが効果的です。また、ChatGPTに原稿作成を依頼するのも効率的でおすすめです。
掲載する求人広告を見直し、募集内容も改善した。
それだけで応募数や採用結果が変わるケースもありますが、「応募が増えない」「応募があっても面接につながらない」「採用できない」という場合は、次に“求人サイトのアクセス解析”を行う必要があります。
アクセス解析では、以下の2つのパターンに分類して考えます。
■広告が見られていない(アクセス数が低い)
→ 求人サイト自体の集客力が弱い
→ 給与・休日などの基本条件が見劣りしている
→ 検索されにくい職種(ニッチ・不人気職種)
■アクセス数はあるが応募がない
→ 募集内容が求職者に刺さっていない
→ 自社ホームページで興味を失われている
このように、アクセスデータを見れば「次に改善すべきポイント」が明確になります。そして、「ホームページの改善」が必要かどうかの判断材料にもなります。ホームページを見直さなければ採用できません。
求人広告は「求職者との最初の出会いの場」です。
しかし、ホームページは「御社に興味を持った求職者が“応募するかどうか”を決める場所」です。
せっかく求人広告を改善し、多くの人に見てもらい、募集内容にも興味を持ってもらえたとしても、最後にホームページで魅力が伝わらなければ、せっかく興味を持った求職者を取り逃してしまいます。
求職者は「プラスαの情報」を求めてホームページをチェックします。
会社の雰囲気、働いている人の様子、将来性や安心感など、求人広告だけでは伝えきれない情報を見て「応募するか」を判断するのです。
その“最後の勝負所”が、今のままで大丈夫でしょうか?
もし、整備されていない・情報が古い・魅力が伝わっていないホームページなら、今すぐ見直しを行ってください。
現状のままでは、「せっかく求人広告で集めた見込み応募者を取り逃がしている」状態になってしまいます。
御社のホームページには、求人広告を見て興味を持った求職者が次のような気持ちで訪れます。
「どんな雰囲気の職場なのか知りたい」
「どんな人たちが働いているのか気になる」
「自分が長く働けそうな環境か確かめたい」
「 仕事内容や一日の流れを具体的に知りたい」
つまり、求人広告だけでは伝わらない「会社のリアルな情報」を探しに来ているのです。
そして、その答えを用意しておく場所が“ホームページ”です。
求職者が不安や疑問を解消し、「ここで働きたい」と思える情報がなければ、せっかく興味を持って訪れても応募には至りません。
求人広告のほとんどは文字情報で構成されています。
ですが、文章だけで会社の魅力や雰囲気を伝えるのは意外と難しいものです。
特にショート動画が主流の今、文字情報だけで求職者の心を動かすのは非常にハードルが高いと感じませんか?
だからこそ、ホームページには動画コンテンツを必ず載せるべきです。
例えば、仕事内容を説明する際も、1000文字の長文を読ませるより、1分程度の動画で“実際の作業風景”を見せた方が圧倒的に理解されやすいのです。
また、職場の雰囲気を伝える際も、文章では「アットホームな職場です」といった抽象的な表現になりがちです。
しかし、日常の風景を動画で切り取るだけで、リアルな雰囲気が伝わり、求職者は安心感を持ちます。
工場内やオフィス内を撮影して見せることで、職場環境への不安も払拭できます。
これからの採用活動において、動画の活用は“必須”です。
ホームページに動画を載せることで、他社と圧倒的な差別化が図れます。
動画以外に、ぜひ取り入れてほしいのが御社のPRポイントを整理し、視覚的にわかりやすく伝えることです。
求職者は、御社以外にも多くの求人広告を見ています。正直、どの会社がどんな特徴なのか分からなくなっている人がほとんどです。
だからこそ、ホームページ上で「御社の強み・PRポイント」を見やすくまとめておくことが非常に効果的です。
文章だけでは伝わりにくい部分も、図やアイコン・写真などを使って視覚的に整理することで、求職者の印象に残ります。
実際に参考になるホームページをご紹介します。
ぜひこちらをご覧ください。
▶ http://www.interior-otsuka.jp/
このように、「PRポイントを1ページにまとめるだけ」で、求職者に御社の魅力が一目で伝わります。
現に、こちらのお客様も長年苦戦していた職人採用が、この改善を行っただけで成功しました。
ここまでお読みいただき、ホームページを整備することが採用成功のカギであると感じていただけたかと思います。
そして、実はホームページを整備するなら、合わせて見直しておくべき場所が他にもあります。
この部分を一緒に整備することで、さらに応募率を高めることができます。
御社名をGoogleで検索すると、一番上に表示されるこの部分、
「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」をご存知でしょうか?
ここは求職者が必ず目にする場所であり、無料で整備できる重要なポイントです。
必ず整備しておきましょう。設定方法については、以下のGoogle公式記事をご参考ください。
以前、私がサポートした人材派遣会社様でも、この部分を放置していた結果、会社のイメージを大きく損なっていたケースがありました。
Googleで検索すると、表示される写真が裏手の古びた物置の写真になっていたのです。(笑)
このような“もったいない失敗”を防ぐためにも、必ず一度確認し、しっかり整備しておきましょう。
少し長くなりましたが、以上が「求人広告を出しても採用できない原因」と「その対策」になります。
ぜひ今回の内容をご参考に、実践してみてください。
もし「記事を読んでも具体的に何から手を付ければいいか分からない」という場合は、私が行っている無料個別相談をご活用ください。一緒に御社の「採用できない」を改善していきましょう。